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2021年7月10日土曜日

【Creepypasta和訳】サンドマンの倒し方【文字を読む動画】


本作品について

 本作品は評価の高いCreepypastaであるHow to Beat the Sandman (作者はRedNovaTyrant様) を翻訳・翻案したものである。 原文に比較的忠実な訳は「Creepypasta私家訳『サンドマンの倒し方』(原題“How to Beat the Sandman”)」に掲載している。 動画の都合で部分的に翻案した。

文字を読む動画?

 これまではAquesTalkを使用した解説動画を作成してきた。 しかし、今回は合成音声を使用せず、文字だけを垂れ流す動画となった。 合成音声を使って文章を読み上げた方が、視聴者にとっては、内容が頭に入りやすい、BGM代わりに使えるといった利点がある。 動画を作る立場からしても、雑な編集が目立ちにくい、BGM代わりに垂れ流す人が再生数を水増ししてくれると良いこと尽くめだ。 何故、合成音声を使わなくなってしまったのか。それは原作のライセンスに理由がある。

 原作のライセンスはCC BY-SA 4.0である。 ライセンスを継承し、適切なクレジットを表示しさえすれば、自由に作品を利用できる。翻訳しようが、動画のネタにしようが自由だ。 ただ、ライセンスを継承するという条件が大きな制約となる。CC BY-SAの二次創作は、必ずCC BY-SAを継承しなければならない。 CC BY-SAのライセンスで作品を公開する場合、その作品に含めていいのは、パブリックドメイン、CC BY、CC BY-SAの作品だけである。

参考

 動画で使用される合成音声として人気のあるAquesTalk (通称「ゆっくりボイス」) や VOICEROID、CeVIOはパブリックドメイン、CC BY、CC BY-SAでは公開されていないため、これらのソフトウェアで作成した合成音声をCC BY-SAで公開することはできない。 最近、話題になっているCoeFontも同様だ。

 CC BY-SAでも使用できる合成音声もある (HTS Voice "Mei"など)。 私も最初はMeiちゃんなどを利用するつもりだった。一度、試作品を作ったこともあった。 ただ、私の知る限り、ライセンスに問題のない合成音声はどれも扱いが難しい。 私には無理なく聞き続けられる合成音声を用意することができなかった。

 ライセンスを自分で決められるうえに、イントネーションや読み上げ速度などを自由自在に調整でき、歌唱すらも可能な最強の音声もある。自分の声だ。ただ、残念ながら人様にこれを聞かせるのはあまりにも酷である。さすがに自重することにした。

 声優に依頼して、文章を読んでもらうという手もある。将来的にはそのような試みを行ってもいいかもしれない。 仮に声優に依頼するとしたら、声優さんに要らぬ誤解を与えないように、CC BY-SAの理念をきちんと説明する必要があるだろう。

 余談だが、WikipediaやSCP財団もCC BY-SAで公開されている。 Wikipediaの文章を読み上げたり、SCP財団の記事を紹介したりする動画も多いが……。 まあ、金が絡まない限り、WikipediaやSCP財団、合成音声の権利者がアレすることはないと思うよ、多分。

動画で使用した作品

フォント

さわらび明朝
Copyright (C) 2008-2021 mshio
本文で使用した。
XANO明朝フォント
Copyright (c) 2003 Hitachi, Ltd. and TypeBank Co., Ltd.
Copyright (c) 2003 UCHIDA Akira
さわらび明朝で収録されていない文字の補間などに使用した。
Journal 74
Copyright (c) 2004, Frank Baranowski
Kaushan Script
Copyright (c) 2011, Pablo Impallari
Copyright (c) 2011, Igino Marini

画像

Hourglass
Jamie
背景で使用した。
File:Clessidra.jpg
Ricce
File:Candle holder 1940s.jpg
RenseNBM
File:CD-Marker.jpg
Gmhofmann
File:Prohibition sign.svg
Pratheepps
File:2010-07-20 Black windup alarm clock face SVG.svg
Sun Ladder
MacBook Pro Retina with 2 Cinema Displays
Brandon Carson
Lehrbuch der gerichtlichen Medicin
Eduard Ritter von Hofmann (提供: McLeod)
縊死した男性の絵。作中の腕や脚はこの方。
File:Candle flame closeup animation.gif
Jahobr
Drawing, Philosopher, 1902
Gilbert Tompkins
サンドマン役はこの方。
File:Odetojoy.png
Armchair
Blue sky 1
Fabio Marini
Randall Combat Knife
James Case
Human eye anatomy anterior view
Patrick J. Lynch
File:NIK 3232-Drops of blood medium.JPG
提供: Rogeriopfm

効果音

keyboard typing old
Eelke
Pop 1
greenvwbeetle
breaking_glass.wav
Mystikuum
Cloth Rustle 4.wav
sunnyflower
Kids Long.wav
staikov
Laughter.mp3
Topschool
laugh12.wav
Reitanna
Baby Gibberish 4.wav
FunWithSound
Wild laughter of the orthodox priest.
urupin
Crate Break 1.wav
kevinkace
Computer Hum 3
tgfcoder
Early Summer Morning Ambience with Birds, Berlin
Pfannkuchn
gore_gory_blood_smash_flesh_murder.wav
EricsSoundschmiede
Finger click 4.wav
deleted_user_2104797

BGM

Bittersweet
Stronger Together
Tortured Soul
Tragic Story
Soul Rail
Unborn's Lullaby
Storytime
Myuu
Music-box_Gentle2
PeriTune

原作

How to Beat the Sandman
RedNovaTyrant

2021年6月6日日曜日

【Creepypasta和訳】写真の少女【合成音声朗読】


本作品について

 本作品は古典的なCreepypastaであるThe Girl in the Photographを翻訳・翻案したものです。 原文に比較的忠実な訳は「Creepypasta私家訳『写真の少女』(原題“The Girl in the Photograph”)」に掲載しています。 動画の都合で部分的に翻案しました。

 本作品はCreative Commonsライセンスでの提供を目指しました。 そのため、朗読音声からフォントに至るまで、ライセンスに気を遣っています。

使用した作品

The Girl in the Photograph (Creepypasta Wiki。取得。oldid=957385)
著者不明
HTS Voice "Mei"
名古屋工業大学のメイちゃんの音声を使用しました。採用理由はCreative Commonsライセンスで提供されているためです。
Copyright (c) 2009-2018 Nagoya Institute of Technology, Department of Computer Science
さわらび明朝
Copyright (C) 2008-2021 mshio
Tragic Story
myuu
Little Girl Smiling and Giving Peace Sign
Dan Zen

使用したソフトウェア

Open JTalk
日本語音声合成システム
hts_engine API
音声合成エンジン
AviUtl
動画編集ソフトウェア

2019年10月14日月曜日

【ゆっくり語る奇妙な事件】ネットオークションで呪われた絵が出品された話【eBay Haunted Painting】


 前作「コニシタカコ事件」に引き続き、にニコニコ動画とYouTubeで動画を投稿した。この動画は拙ブログの記事「"The Hands Resist Him"、呪われた絵がeBayで出品された話」をベースにしている。動画制作にあたって事件を再調査したところ、記事で追記や修正が必要な箇所があると発覚。どういうわけか、参考文献によって情報が異なる部分がある。怪談の真偽以前に、参考文献の真偽にも謎が多い。

 この動画シリーズの続篇は未定である。「事件録」ラベルには『「ニューメーカー事件」、フランネルの子宮の中で』という記事があるが、この記事は動画化しない予定。

  1. 素材の提供元および参考文献

素材の提供元および参考文献

 解説動画の末尾に使用した素材の提供元と参考文献を掲載しているが、この場で改めて紹介する。

素材・ソフトウェアの提供元

 素材・ソフトウェアの提供元は下記の通りである。ただし、ニコニコモンズ由来の素材はコンテンツツリーに掲載したため省略する。コンテンツツリーに登録した素材も含め、この素材やソフトウェアがなければ動画は完成しなかった。改めてお礼申し上げる。

参考文献

 動画制作にあたって、動画の元となった記事で紹介したものだけでなく、下記の情報源も参考にしている。

  1. About Stoneham Studios. Stoneham Studios. 2019年10月12日閲覧.
  2. Hands Resist Him / eBay Haunted Painting. Know Your Meme. 2019年10月12日閲覧.
  3. John Marley. IMDb. 2019年10月12日閲覧.

 件の絵画とその続篇はStoneham Studiosのウェブサイトで鑑賞できる。例のオークションのページは現存しないようだが、O'Neill氏の小説The Hands Resist Him: Be Careful What You Bid Forの冒頭でオークションのページのスクリーンショットが引用されている。その部分はAmazonで試し読みが可能である。

2019年10月9日水曜日

【ゆっくり語る奇妙な事件】雪中の怪死事件、トレジャーハンターの死の真相


 前作「スレンダーマン・スタビング」に引き続き、にニコニコ動画とYouTubeで動画を投稿した。この動画は拙ブログの記事「"This Is A True Story"、トレジャーハンターとされた日本人女性の悲しき真相」をベースにしている。仮に次回作が存在すれば、今回と同様に「事件録」ラベルの記事をベースにする。ネタバレ注意。次作はeBayで呪われた絵が出品された事件についての解説です。

  1. 素材の提供元および参考文献

素材の提供元および参考文献

 解説動画の末尾に使用した素材の提供元と参考文献を掲載しているが、この場で改めて紹介する。

素材・ソフトウェアの提供元

 素材・ソフトウェアの提供元は下記の通りである。ただし、ニコニコモンズ由来の素材はコンテンツツリーに掲載したため省略する。コンテンツツリーに登録した素材も含め、この素材やソフトウェアがなければ動画は完成しなかった。改めてお礼申し上げる。

参考文献

 参考文献は動画の元となった記事と同一であるため省略する。特に重要な参考文献はPaul Berczeller氏のドキュメンタリー『This Is A True Story』であり、それ以外の参考文献はそのドキュメンタリーを紹介する記事がほとんどである。英語が分からなくても、本動画を参考にすればドキュメンタリーのだいたいの内容が理解できるはずだ。本動画に誤りがなければの話だが……。

2019年10月1日火曜日

【ゆっくり語る奇妙な事件】スレンダーマン・スタビング 参考文献など (2019年10月14日追記)


 前作「エリサ・ラム怪死事件」に引き続き、にニコニコ動画とYouTubeで動画を投稿した。この動画は拙ブログの記事『「スレンダーマン・スタビング」、心に巣食った影』をベースにしている。仮に次回作が存在すれば、今回と同様に「事件録」ラベルの記事をベースにする。ネタバレ注意。次回作として映画になった例の事件を動画化しました。

  1. 素材の提供元および参考文献
  2. 更新: 誤植と修正
  3. 更新: コメント返信

素材の提供元および参考文献

 解説動画の末尾に使用した素材の提供元と参考文献を掲載しているが、この場で改めて紹介する。

素材・ソフトウェアの提供元

 素材の提供元は下記の通りである。ただし、ニコニコモンズ由来の素材はコンテンツツリーに掲載したため省略する。コンテンツツリーに登録した素材も含め、この素材やソフトウェアがなければ動画は完成しなかった。改めてお礼申し上げる。

参考文献

 ほとんどの参考文献は動画の元となった記事と同一であるため省略する。ここでは、動画を作成するにあたって新たに参考にした文献を紹介する。

  1. Woolf, Nicky (2015年2月18日). Slender Man notebooks presented as Wisconsin court ponders charges. The Guardian. 2019年7月5日閲覧.
  2. Robson, Steve (2018年4月15日). Never-seen-before images from Slender Man stabbing show 12-year-old victim's blood-soaked clothing and knife used in horror crime. Mirror. 2019年7月5日閲覧.
  3. MrCreepyPasta (2014年6月4日). Narrators uNIGHTed. YouTube. 2019年9月27日閲覧.
  4. Googleマップ

 ちなみに、モーガンの精神病の話や「IT」の話などのほとんどは『Living with Slenderman』を参考にしている。この記事によれば、モーガンはまさに題名通りの生活を送っていたとのことである。

更新: 誤植と訂正

 動画の中で下記のような誤植がありました。お詫び申し上げます。

項目誤正
スレンダーマンの起源2008年2009年
加害者2人がスレンダーマンのことを知った時期2003年2013年

更新: コメント返信

Hi, Georgie!

 一時期某所で妙な流行り方をした『IT』に由来すると思しきコメント。

 動画の下敷きにした記事にも書いたことですが、実は関係ないらしいです。『Living with Slenderman』によれば、単なる偶然とのこと。

使用したBGM

 すべてH/MIX GALLERYで提供されているものです。様々な動画やゲームなどで使用されているため、聞いたことがある方も多いと思います。コメントがついた箇所で使用されているのは『果物屋』です。他にも下記のBGMを使用しています。

  • 人形遊び
  • ロンドンの死
  • ブリキのコーヒーメーカー
  • 謀略の間
  • 移動式井戸

2019年7月12日金曜日

【ゆっくり語る奇妙な事件】エリサ・ラム怪死事件 補足 (2019年7月15日追記)


 にニコニコ動画とYouTubeで動画を投稿した。この動画は拙ブログの記事『 「エリサ・ラム事件」、どうして彼女は暗い水の底に沈んだか』をベースにしている。もし次回作があれば、今回のように一旦文章にまとめた後、それを元に情報を足し引きして動画を作る予定である。つまり、拙ブログの記事が次回作のネタバレになる可能性が高いということである。頭の中をまっさらにして次回作を視聴したい場合は、「事件録」ラベルの記事は読まないことをおすすめする。 次回作は「スレンダーマン・スタビング」を題材に動画を制作しました。

 今回の動画は茶番などがない堅苦しい説明を主とした内容になっている。実は、以前に茶番が多めの動画を作ったことがあるのだが、全く面白く作ることができなかった。ユーモアのセンスが皆無なのである。もし、次回作があれば今回と似たような形式になると思う。

  1. 素材の提供元および参考文献
  2. 追記: 解説動画へのコメントに対する返信
  3. 追記: エリサ・ラム事件を扱った書籍について

素材の提供元および参考文献

 今回の解説動画の末尾に、使用した素材の提供元と参考文献を掲載している。ただ、様々な事情で表示が粗雑になってしまったため、この場で改めて紹介する。

素材・ソフトウェアの提供元

 素材の提供元は下記の通りである。ただし、ニコニコモンズ由来の素材はコンテンツツリーに掲載したため省略する。使用したソフトウェアやパブリックドメインの写真についてもここで説明する。コンテンツツリーに登録した素材も含め、この素材やソフトウェアがなければ動画は完成しなかった。改めてお礼申し上げる。

AviUtl
言わずと知れたフリーの動画編集ソフト。
ゆっくりMovieMaker3
ゆっくり音声の出力に使用。
いらすとや
イラストをお借りした。
足成
ロサンゼルスで撮影された写真をお借りした。
H/MIX GALLERY
音楽をお借りした。様々な動画で使用されているため、聞いたことがある方も多いと思う。
ザ・マッチメイカァズ2nd
効果音をお借りした。
File:Pershing Square, 1941.jpg
パーシング広場の写真。パブリックドメイン。
File:Richard Ramirez 2007.jpg
リチャード・ラミレスの写真。パブリックドメイン。

参考文献

 ほとんどの参考文献は動画の元となった記事と同一であるため省略する。ここでは、動画を作成するにあたって新たに参考にした文献や、筆者が改めて取り上げたいと思った文献を紹介する。

Elisa Lam Video
騒動の元となった件の動画を転載したもの。
【藍可兒出事酒店迷思大揭開】
動画中で紹介・引用した動画。実際にセシル・ホテルに赴いて調査した内容を報告している。Wikipediaで紹介されていたため、この動画の存在を知ることができた。
Googleマップ
Liyao, Lin (2013年6月26日). Autopsy report disappoints Elisa Lam's family. China.org.cn. 2019年6月下旬閲覧.
Khouri, Andrew (2016年6月1日). Once a den of prostitution and drugs, the Cecil Hotel in downtown L.A. is set to undergo a $100-million renovation. Los Angeles Times. 2019年7月1日閲覧.
Richard Ramirez - Wife, Quotes & Murders. Biography. 2017年10月11日. 2019年7月1日閲覧.
Jack Unterweger - Journalist, Murderer. Biography. 2017年4月28日. 2019年7月1日閲覧.
Lam, Elisa. Ether Fields. 2019年6月28日閲覧.
ラムのブログ。事件後も放置されている。単なる個人の日記だったため、生前はほとんど閲覧者がいなかったと推測される。亡くなった後に多数のコメントが寄せられるようになったようだ。過疎ブログの執筆者としては色々と思うところがある……。
https://web.archive.org/web/*/http://stayonmain.com/ 2019年7月1日閲覧.
Stay On MainことCecil Hotelのウェブサイトのアーカイブ。
エリサ・ラム事件. ウィキペディア日本語版. 2019年6月26日 10:10 (UTC).
「ソースはWikipedia」では格好がつかない。とはいえ、前述のセシル・ホテルの検証動画や、ラムのブログ記事の記述、検死報告書の怪しい箇所については、この記事を見なければ存在を知らなかっただろう。
List of deaths and violence at the Cecil Hotel. Wikipedia. 19 October 2018 00:47 UTC.
スクリーンショットを撮影しただけで、内容はあまり参考にしていない。
双極性障害(躁うつ病). 厚生労働省. 2019年6月下旬閲覧.
医療用医薬品 : ラモトリギン. KEGG. 2019年6月下旬閲覧.
医療用医薬品 : クエチアピン. KEGG. 2019年6月下旬閲覧.
医療用医薬品 : イフェクサー. KEGG. 2019年6月下旬閲覧.
DRUG: ブプロピオン. 2019年6月下旬閲覧.

追記: 解説動画へのコメントに対する返信

 動画に寄せられたコメントに対して、回答できる範囲で返信します。次の回答は2019年7月12日に投稿しました。

「ラム」ではなく「ラン」?

 以下の記事に掲載されたニュース映像を聞いた限りでは、「エリサ・ラム」と発音しているような気がします。「セシル」は「スェスィル」に聞こえるような気もしますけれど。

 WikipediaやWiktionaryによれば、ラムの広東語名である「藍」は/laːm˩/と発音するらしいです (出典: Death of Elisa Lam. Wikipedia. / laam4. Wiktionary. いずれも2019年7月12日閲覧)。

アメリカン・ホラー・ストーリー

 実際、『アメリカン・ホラー・ストーリー』第5期はセシル・ホテルでのラムの事件との関連性があると言われています。に製作のライアン・マーフィー氏が、エレベータで女性が奇行をとる模様を写した監視カメラの映像から着想を得たと発言しました。女性は繁華街にあるホテルのエレベータに乗り、そして二度と姿を現すことがなかった、というようなことを話していたそうです。ただし、具体的にどの映像かは明言しませんでした (出典: Ferreras, Jesse <2015年8月11日>. 'American Horror Story: Hotel' May Be Based On Elisa Lam Case. HuffPost Canada. 2019年7月11日閲覧)。

 ……いかにも貴重な情報のように偉そうに書いていますが、この話はWikipediaにも書いてある程ですから、割と有名かもしれませんね。私はこのドラマを見たことがないため、内容については説明できません。

ホテルの部屋にある手の形の椅子

 "hand chair"で画像検索したところ、それらしきものが出てきました。

後付けのノイズ

 BGMとしてノイズ音を編集でつけたという意味です。元の映像は監視カメラが撮影したものだったため無音でした。

閉まらないエレベータ

 解説動画中で引用した【藍可兒出事酒店迷思大揭開】という動画では、エレベータが閉まらない現象についても検証を行っています。この動画によれば、扉が閉まらない現象は再現できるそうです。ただ、現象の原理がよく分からなかったため、解説動画中では言及しませんでした。動画中で説明があったのかもしれませんが、言語の壁のためによく分かりませんでした。

 ラムが立ち去った後に扉が何度も開閉した理由は、ラムがボタンを押した階にエレベータが向かい、扉を開閉するという動作を繰り返しているだけだと思います。つまり、通常どおりにエレベータが動いているだけなのでしょう。あくまで推測ですが。

 ラムがボタンをいくつも押した理由は……どうしてでしょうね。

遺体が全裸で発見された理由

 衝動的にひと泳ぎしたくなった彼女は屋上の貯水槽へ向かったが、貯水槽から出られなくなり、疲れ果てて溺れてしまった……のかもしれませんが、貯水槽の中で衣服が発見された理由が説明できません。着衣の状態で転落した彼女はどうにか生き延びようと、驚異的な器用さを発揮して水を吸って重くなった衣服を脱ぎ捨てた……のかもしれませんが、下着まで脱ぐ意味はありません。謎ですね。

現場に指紋は残っていたのか

 指紋について言及している報道は発見できませんでした。警察が指紋を検出できたかという点については、私は回答できません。

 あくまで推測ですが、指紋の採取は困難だったのではないでしょうか。ホテルは不特定多数が利用するため、多数の人の指紋が重なり合ってしまうかもしれません。ラム自身も数日間滞在していたため、仮にラムの指紋を発見できてもいつ付着したものかは断定できないかもしれません。屋上や避難経路は太陽光や雨風に晒される環境であるため、指紋がかき消されることもあるかもしれません。最近の科学捜査ではどうにかなるのかもしれませんが。

追記: エリサ・ラム事件を扱った書籍について

 Amazonでこの事件を扱った書籍について調べたみた。どの書籍も読んだことがない。第1の理由は、出来が悪そうな書籍に金を惜しまずに使う気になれないためである。Amazonのレビューはあてにならないことも多いとはいえ、レビューで酷評されている書籍も多い。海外では有名な事件であるだけに粗製濫造気味なのかもしれない。 第2の理由は、そもそもある1冊はまだ出版されていないためである。なお、Amazonのレビューはまでに書かれたものを参考にしている。

How Elisa Lam's Got Disappeared: The most mysterious case of the 21st century

 Danielle Steel著。全43ページ。1件だけついたレビューでは、ウェブ検索して出てきた事件のニュース記事を読んだ方がましと酷評されている。

The Mysterious Death of Elisa Lam

 Christina Barrett著。全19ページ。レビューによれば誤植が多く、新情報はそれほど多くないとのことである。当局とは異なる結論を出しているらしい。

Elisa Lam- The Mystery

 Penny Edwards著。2015年10月5日発売のペーパーバック。全64ページ。1件だけついたレビューによると、インターネットで見つかる情報しか載っていないらしい。

Gone at Midnight: The Mysterious Death of Elisa Lam

 Jake Anderson著。2020年2月25日発売予定のハードカバー。全352ページ。まだ出版されていないようだが、ようやくまともな書籍の形態をしたものが売られるようだ。紹介文によれば、この事件には企業の陰謀や警察の隠蔽があったとのことである。現状、中身を見ないことには単なる陰謀論なのか、本当に真相を解き明かしたものなのかは判断できない。

 発売後に購入するかは検討中である。嫌な言い方をしてしまうが、仮に買わなくても、その本を読んだ誰かが英語版Wikipediaの記事に内容を追記してくれると思う。陰謀論紛いであれば信頼できない書籍であるという評価が記されるだろう。そうでなければ、(本の著者にとっては悪夢だろうが) 大幅に加筆されることだろう。あまり言いたくないが、私の英語の読解力ではハードカバー1冊を読みきるのは不可能だろうという事情もある。日本で翻訳版が出版される見込みも薄そうだ。本邦では、この事件はネットユーザの一部には有名だが、一般にはそれほど関心を持たれていないと思う。出版後の評判が良ければ、著者に敬意を表する意味で、ついでに私の英語の技術の向上も目指して購入してみようかと思ってはいるが、あまり期待しないでほしい。